トラと言えば,動物園で遠くにいるトラを眺めるもの…
そう思っていませんか??
なんと!トラを撫でられる施設がタイにはありました!
カンチャナブリーという街にある『タイガーテンプル』です!
タイガーテンプルのトラはまるで大きな猫ちゃん♡
これは会いに行くしかない!!
(今では,もう,会えないのですけどね…)
この記事では,
カンチャナブリーのタイガーテンプルとはどういうところなのか?
タイでドライブはどういう感じなのか?注意点は?
について3回にわたって紹介していきます!
タイでのドライブについてはこちら↓の記事も参考にしてみてください!

【カンチャナブリー】タイガーテンプルのある街
カンチャナブリーという街
タイは仏教国.訪問したことのある人であれば,オレンジ色の鮮やかな袈裟を着た,幼い僧侶が早朝の街中を托鉢(たくはつ:信者の家々を巡り, 生活に必要な最低限の食糧などを乞うことで信者に功徳を積ませる修行)して回る姿を目にしたことがあるはずです.
寺院は様々な慈善事業を行っているのが万国共通の理(ことわり)です.
教会が孤児院を併設しているのは有名です. 他にも,(布教活動の一環,イメージづくりという側面はおいといて…)立派な活動を行っていることも多いです.
その中で,タイ王国中西部にあるカンチャナブリー市にある仏教寺院は,親とはぐれて孤児になってしまったベンガルトラの保護と育成を行っていました.
カンチャナブリーはタイの首都バンコクから100kmちょっと,ミヤンマーとの国境に近く.
現在では「アジアハイウェイ」がミヤンマーのダーウェイまで通じています.
みなさんは「泰緬鉄道(たいめんてつどう)」に聞き覚えありませんか?
泰緬鉄道は日本人が太平洋戦争中に建設したタイとミャンマーをつなぐ鉄道で、映画「戦場にかける橋」の舞台となった鉄道です.カンチャナブリーは泰緬鉄道の通る町でもあります.
【タイガーテンプル】ベンガルトラと触れ合おう!
カンチャナブリー市にある仏教寺院では,慈善事業の一環として親とはぐれて孤児になってしまったベンガルトラの保護と育成を行っていたとお話ししました.
しかし,図体のでかいトラは食費だけでも想像を絶するコストがかかります.しかも凶暴なトラです.しっかりした設備も必要です.これにもコストがかかります.そこで,住職さんは考えました.「虎に稼いでもらおう!」

トラは,キャットフードを毎日たらふく食わせれば,動物を襲って捕食することはなくなります.
そうすれば大人しいトラは単なる大きな猫ちゃんです.この大人しい虎とナデナデして触れ合えることでお金を集めることを思いついたのです.
そして目論見は大成功!!
トラを飼い始めて一度も人を襲うことなく,多くの観光客に体長2m位のトラちゃんたちはお腹を見せてゴロゴロ甘え,手をペロペロ(ザリザリ)してくれるアミューズメントパークへと大成長を遂げたのでした.

タイガーテンプルに行きたい!!しかし今では…もう…
でも,過去形で書いているのでお分かりのとおり,令和2年(2020年)現在では,その寺院自体跡形も無くなってしまい,活動をやめてしまっています.
理由はエピローグで書きますが,慈善事業であっても,組織が大きくなるといろんな問題が起こるもんですね…

今行っても、タイガーテンプルにトラさんはいないよ!!
でもまあ,面白い取り組みであり,ずっといつかは行ってみたいと画策していました.
当時、この寺の事業は日本の英語の教科書にも登場していることから,2009年当時,日本人が団体のツアーバスでわんさか訪れていました.
しかしながら,行ってみたい場所があっても「旗の下に集う系」はどーしても,どーーやったって苦手な性分(純系B型).大体,可愛いトラちゃんとせかされて接するのはもったいない!
ということで2009年の7月に,1回目は一人で車を借りて訪れました.そしてそれから7年後の2016年にもう一度訪れたのです.
今回はこの訪問のお話を3回にわたって語っていきましょう.
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