安さを追求する私たちは,中国国際航空の北京経由でスペインの首都マドリードまで向かいます.
東京の羽田空港を3月11日の朝に出発,
半日北京観光して王府井(ワンフーチン)という繁華街と有名な天安門広場・紫禁城を見物しました.
中国で若干トラブルはあったものの(自業自得😅)まずまず順調な旅の幕開けです.
モロッコ旅行の旅程についてはこちら↓

2017年3月11日 北京に到着!
中国では自分で運転することはできません…公共交通機関で頑張りましょう!
北京はまあまあ面白かったのですが,中国では外国人が車を自由に運転することはできません.
中国政府の基本的な外国人観光客の扱いのスタンスは…

え?個人で観光に来るの?正直やめてほしいなあ.団体で来てよ.(その方が,もうけが大きいしね)どうしても個人で来たい?じゃあしょうがないなあ.北京とか上海とか大きな都市を公共交通機関で観光してね.あ,地方都市はダメだから.そこにも行きたい??うーんしょうがないなあ.じゃあ,出入国管理事務所に行って「外国人旅行証明書」を取得してよ.国が指定したいくつかの「開放都市」なら詳細な旅程を教えてくれたら行ってもいいよ.ただし,チベットの拉薩(ラサ)なんかは開放都市だけど個人に許可は出さないよ.え?それ以外の街?ダメに決まってるでしょ.(外国人が見ていいことと見たらいけないことがあるからね.)レンタカー?…OKにしたらどうせ勝手に迷ったと称して言ってはいけない街に行くつもりでしょ?ダメ,絶対!あ,中国国営の中国国際旅行社では,国家公安お墨付きの運転手付きの車を手配できるよ.(絶対勝手なことはさせないぞ!)それ使えばいいじゃん.だって中国語わかんないでしょ??(高いけどね!)
だから,今のところ中国を車で自由に旅するのは不可能です.
一見自由に行き来できるように見えて実は地球上に残った数少ない自由に旅ができない地域なのです.
公共交通機関で中国を周遊するときは,余裕をもった旅程にしよう!
で,やんごとなしの電車バス利用なんですが,
こう言った公共交通機関を使って共産主義国家を回るのは,都市のつくりが無駄に大きく,案外疲れます.
地下鉄もバスも一駅や一つの停留所の間隔が広すぎます.
駅を降りて20分近く歩いて観光地にたどり着き,1時間以上歩いて,また20分歩いて駅に戻る,などが日常化しています.
これは旧共産主義国家のロシアやウクライナなども同様です.
旧共産主義国家ではうまくタクシーを使ったりして体力を温存しないと結構辛くなります.

ああ,北京でレンタカーを運転できたら楽なのになあ…
北京観光も楽しいけど,寝過ごし注意(笑)
次の乗り継ぎまで時間があるので,半日北京観光!
もちろん使うのは公共交通機関.
電車と徒歩を駆使し,王府井(ワンフーチン)という繁華街と有名な天安門広場・紫禁城を見物しました.
王府井(ワンフーチン)では,肉まんや餃子をたらふく食べ,
天安門広場・紫禁城では,歴史的建造物と堂々とした獅子や龍,亀の像に圧倒されました.
お腹は満ち,歩き回って疲れはMAX.
こういうときに人は眠くなります…💤
空港に戻るバスで爆睡して空港で降り遅れ,はたと目が覚めるとそこは知らない場所…
ヤバイ!飛行機に乗り遅れてしまう!!
運転手さんにお願いして,空港に戻ってもらいました.
…運転手さん,ありがとうございました🙇♀️
さらに,北京発の飛行機は深夜1時発.
そうして飛行機は深夜便で疲労蓄積しつつ,ようやく翌日の早朝にマドリードにたどり着きました.はー….




紫禁城(または故宮)は
『明清朝の旧王宮』らしいよ!
nanaは歴史が大の苦手なので,興味のある人はググってみて(笑)
2017年3月12日 マドリードに到着!
【非ツアー旅行ならではのメリット!】おすすめの宿とフラメンコの見られるお店
本日のホテルはこちら(Hotel Quatro Pueruta del Sol)!
このホテルは,フラメンコの見られるお店(下記)に近いので,マドリードに泊まるときはよくここを利用しています.
兎にも角にも,長旅で疲れた私たちはホテルに荷物を預け,マドリードの街に繰り出しました!
nanaは初スペイン!
前からスペインに行ったらしたいと思っていたことがありました.
それは…

本場のフラメンコが見てみたい!
席がなくなってしまったら困る!
ということで,まずはその予約です.
店はタブラオ・フラメンコ・ヴィラ・ロサ(Tablao Flamenco Villa Rosa)というお店です.
団体旅行に組み込まれていることもあるので,日本人の中でも訪問したことがある人はいるのではないでしょうか.
スペイン観光の定番ですし.
でも,やっぱり個人で時間に縛られずに,予約した方がいいことがあります.
それは,
『個人で予約した方が良い席が取れることが多い』こと!
というのも,舞台は1日に何回かあるのですが,店員さんに『団体旅行客のいない,すいている時間帯はいつか?』と聞くと,空いている時間帯を予約することができます.
空いている時間帯であれば,舞台の間近でフラメンコが見られることが多くなります!
実際に私たちも4回訪れたのですが,そのうち3回はいわゆる舞台真前の,相撲でいえば「砂かぶり席」でした.
演者の足まで手を伸ばせば届く位置です!
こういういい席は経験的に,空いている回を,一番高いコースで申し込むと良いみたいです.
だからといって必ずしも最前列の良い席になるわけではないのですが…
まあ取れたらラッキー,くらいで試してみるといいかもしれませんね.
皆さんも情熱のスペインにぴったりのフラメンコと美味しい料理に大満足のはずです!
※なお,2020年4月現在新型コロナウイルスの影響で,Hotel Quatro Pueruta del Sol及びTablao Flamenco Villa Rosaは営業を見合わせているようです.ご利用を計画される際には,よくHPを確認してください!


マドリードに泊まる機会があれば,必ずこのお店に行ってます(笑)
リズミカルな音楽と迫力のある歌声,そして中央で踊るダンサー
翻るロングスカートとヒールの奏でるリズムに目を奪われて,食べることも忘れて見入ってしまいます.
男性のダンサーによるフラメンコもとても迫力があって,その勢いに圧倒されること間違いなし!
もちろんディナーもとっても美味しくて,ボリュームたっぷり!
とてもおすすめです!
(好き過ぎて少し語り過ぎてしまいました😅)
結び
前回の記事を読んで下さった方の中にはこう思われたかもしれません.
(前回の記事をまだ読まれていない方はこちら(【モロッコドライブ⓪】運転初心者🔰がレンタカーでサハラ砂漠を目指してみた!))
『めっちゃ普通の旅行じゃん』
はい.そのとおりでございます.
この時点では,まだ『普通の旅行』でした.
この後から,波乱万丈の旅の幕開け…
『道路が突然消えるってどういうこと??』
『道のど真ん中で仁王立ちするおばさんって何者??』
疑問は多々あると思いますが,順を追って説明していくことにしましょう.
<2017年3月の旅程> 日本→中国→スペイン(今ココ!)→モロッコ→西サハラ→モーリタニア→セネガル→スペイン→中国→日本
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